Project 10
会社創業10周年のイベントで配布するノベルティとしてステッカーを制作しました。創業10周年を機に、複数のサービス統合を経て急拡大した組織の「歩み」を可視化するインナーブランディングを実施しました。A4サイズという物理フォーマットを「読む年表」として再定義し、デジタルプロダクトのマスコットを媒介に、社員とブランドの心理的距離を縮める体験を設計しました。
会社創立10周年を迎え、M&Aによる複数のサービス統合を経て組織が急拡大する中で、これまでの歩みを認知できていないメンバーがいるという課題がありました。そこで単なるノベルティではなく、会社のルーツを再認識し、「これからどこへ向かうのか」へのモチベーションを高めるためのタッチポイントとしてノベルティを活かそうと考えました。
単なるステッカーの詰め合わせではなく、「読むステッカー」としての体験を設計しました。
当初検討したA5からA4へ変更しました。PC天板への貼付という「機能」だけでなく、「会社の歩みを俯瞰する」という年表的な情緒的価値を最大化させるための意思決定です。
デジタルプロダクトのマスコットキャラクターを、物理的な「手触り」のある媒体へ変換し、ブランドとの心理的距離を縮める工夫を施しました。
コーポレートカラーの黄緑を「野原」とし、その上に異なる歴史を持つ各ブランドを配置しました。M&Aによる複数の文化が、一つの共通野原の上で共生している様子を視覚化しました。
創業の地であり、社名の由来となった鎌倉の風景から始まり、サービス名の変遷「ドーナツからコのほけん!へ」、そして最新の参画ブランド「lify.jp」までを時系列順にレイアウトしました。右下の「To Be Continued...」というコピーにより、これからも会社が大きくなっていくというワクワク感を醸成させる意図を込めています。

配布後、ステッカーに描かれた歴史やキャラクターがフックとなり、イベントで創業時のエピソードが会話に上がるなど、コミュニケーションの起点となりました。デジタルプロダクトの枠を超え、フィジカルな媒体を通じてブランドへのエンゲージメントを向上させるきっかけを創出しました。